20日午後、行方不明となっていたオリンピックのウガンダ代表選手とみられる人物が、三重県四日市市で見つかりました。

 警察によりますと、行方がわからなくなっていた、ウガンダ代表で重量挙げのジュリアス・セチトレコ選手(20)とみられる人物は、20日午後3時17分頃、三重県四日市市内にいるところを警察官が発見しました。

 セチトレコ選手は7月16日、大阪の泉佐野市の合宿先から姿を消した後、名古屋駅で新幹線を降り改札を出る姿が、防犯カメラの映像に映っていました。

 失踪から丸4日が経った20日、無事に保護されました。

 セチトレコ選手は、宿泊先のホテルに「ウガンダの生活が苦しい」「日本で仕事をしたい」などとメモを残していました。

 見つかった人物はセチトレコ選手だと名乗り、ケガもなく元気だということです。

 また、名古屋駅で降りたあとの足取りについては、岐阜県に住む知人のところへ行き、その知人が三重県四日市市に住む知人のところに連れて行ったということです。

 警察は失踪の詳しい経緯について、話を聞いています。

 セチトレコ選手は、最終的にはウガンダ大使館が引き受ける見通しです。