岐阜の名産品・美濃焼と、地域の「まちグルメ」がテイクアウトで再びタッグを組みました。

 岐阜県土岐市のイタリアンレストラン。テイクアウト用のパスタを盛り付けたのは、土岐市特産の美濃焼のお皿です。

 大好評のテイクアウト、食べ終わっても皿をお店に返す必要はなく、そのままお家で使うことができるのです。

利用客:
「テイクアウトは5回目か6回目くらい。お店で使っているお皿を家でも気軽に使えればいいなと」

 土岐市で始まった器付きのテイクアウト企画。市の商工会議所が、新型コロナの影響を受けた飲食店と美濃焼のメーカーを支援しようと企画しました。

 飲食店は美濃焼メーカーから皿を購入し、費用の半分は商工会議所と市が負担します。

 美濃焼メーカーと飲食店がタッグを組んだ企画は今回が第2弾。大好評だった第1弾は去年12月、テイクアウトメニューに「どんぶり」を付けました。

土岐商工会議所の担当者:
「愛知県の方とか、遠くは三重県の方も利用されたということを聞いております。中にはどんぶりを集める方もいらっしゃいまして。こちらも非常に嬉しかったです」

 しかし、どんぶりだけではどうしてもメニューが限定されるため、お皿も追加。洋食店はもちろん、喫茶店、さらにはお寿司を出す日本料理店など17店舗が参加。

 美濃焼付きのテイクアウトは、「どんぶり」と合わせ市内24店舗に増えました。

 第2弾から参加した喫茶店で、真っ白な美濃焼のお皿に合うように考えたメニューが、オイルで煮込んだ鶏肉にハーブが香るコンフィです。

dot..の東田オーナー:
「見栄えもいいし、また全然違った感じですね。新たなお客様がテイクアウトしてくださるようになったので賑やかな感じです」

 皿ごとテイクアウトは、今後隣の多治見市や瑞浪市の飲食店とも連携して秋以降も続ける予定です。