東京オリンピックの女子ソフトボール日本代表は22日、メキシコと対戦しました。名古屋出身で20歳の後藤希友投手が、絶体絶命のピンチを救う大活躍で、劇的なサヨナラ勝ちを呼び込みました。

 メキシコ相手に2-1の1点リードで迎えた7回表、10奪三振と好投を続けていたエース上野投手が突如崩れました。ノーアウト1・3塁のピンチで、同点タイムリーを打たれ、土壇場で試合を振り出しに戻されました。

 ノーアウト1,2塁とピンチが続き、日本はピッチャーを名古屋市出身でチーム最年少、後藤希友選手(20)に交代。

 最初のバッターをキャッチャーフライに打ち取り、その後は2者連続三振に抑え、堂々のピッチングでメキシコの反撃を断ち切りました。

 タイブレークの8回表にはノーアウト2・3塁のピンチを背負いますが、圧巻の3奪三振で無失点。完璧なリリーフを見せました。

 そして8回裏、走者を3塁まで進めた日本は、トヨタ自動車・渥美選手の一打でサヨナラ勝利。日本は予選2連勝です。

後藤投手:
「チームが必ず点を取ってくれると信じていたので、チームの皆さんを信じて投げることができたかなと思います」