名古屋市瑞穂区で24日午前、59歳の男性運転士が運転する市バスが、低速で電柱に衝突する事故がありました。市の交通局は、運転士に熱中症の症状が出た可能性があると説明しています。

 24日午前9時半ごろ、名古屋市瑞穂区弥富通4丁目の県道で、平針住宅発、新瑞橋行の市バスが道路脇の電柱に衝突しました。

 市の交通局によりますと、運転していたのは59歳の男性運転士で、急な体調不良で意識が朦朧となり、減速しながら時速4キロで衝突したということです。

 当時、車内では冷房を入れていましたが、新型コロナウイルス感染対策のため、窓を開けて運行していて、男性運転士は病院を受診したところ、「熱中症の疑い」と診断されたということです。

 運転手の男性と乗客およそ10人にケガはありませんでしたが、交通局は「乗客にご迷惑をおかけしたことについてお詫び申し上げます」と謝罪しています。