三重県では29日、新たに34人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。2日連続で30人を超えています。

 感染がわかったのは、津市や四日市市の10歳未満から70代までの34人です。

 四日市市の運送会社に勤務する津市の50代男性は、7月20日に咳などの症状があり、28日に検査をして陽性が判明しました。男性は重症で入院しています。

 この男性の職場からは、ほかにも四日市市の60代と70代の男性にも陽性が判明しました。この2人は、28日に陽性が判明した会社の役員で、40代女性の濃厚接触者として検査を受けていました。

 この会社では、すでに経営者を含む6人の従業員が陽性とわかっていて、県が9人のクラスターとして認定しました。

 津市の無職の20代男性は、7月27日に陽性が判明した50代男性の同居家族で、濃厚接触者として27日に検査を受けたところ陽性が判明しました。男性は26日と27日に介護施設を利用していて、県はこの介護施設の職員8人と利用者10人を濃厚接触者として検査を進めています。

 29日時点の病床使用率は27.3%で、累計の感染者数は5664人になっています。

 三重県の鈴木知事は、直近1週間の傾向から40代と50代の感染者数の増加や、職場での感染拡大などを指摘し、感染防止対策を改めて心がけるように呼びかけました。