愛知県では29日、新たに249人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。

 感染が判明したのは10歳未満から90代までの249人で、内訳は名古屋市が108人、岡崎市が14人、春日井市が13人、一宮市が9人、西尾市が8人などとなっています。

 碧南市と高浜市の40代から90代までの女性4人は、クラスターと認定されている碧南市の病院の患者と職員で、このクラスターは50人となりました。

 29日は、80代男性が亡くなったことも発表され、県内の死者は累計で1008人となりました。

 大村知事は29日の会見で、28日までの7日間の平均で新規感染者数、入院者数ともに感染状況を表す指標の「ステージ2」相当であることなどを挙げ、29日の段階では国にまん延防止等重点措置を要請はしないと述べました。

 しかし、今の感染状況が続けば、新規感染者数の平均は今週末に、入院者数の平均は8月最初の週半ばから後半には「ステージ3」相当になるとの見通しを示し、「まん延防止」の要請について「視野に入れて検討していかなければならない」としました。

 愛知県では、1日の新規感染者数が27日ぶりに100人を超えた7月21日からを「第5波」と定義していて、県民に感染防止対策の徹底を改めて呼びかけています。