岐阜市の80代の女性がおよそ1カ月の間に新型コロナワクチンを誤って4回接種していたことが分かりました。

 岐阜市によりますとワクチンを4回接種したのは岐阜市の80代の女性で、6月7日から7月11日にかけて、2つの医療機関でそれぞれ2回ずつ接種を受けていました。

 最初に接種を受けた医療機関には近所に住む知人が同伴し、女性の接種券についてもその知人が管理していました。

 しかし女性は接種した認識がなく接種券をなくしたと思い込んで市に再発行を申請、その接種券を使って別のかかりつけの医療機関でもワクチンを接種したということです。

 女性が接種したのは、いずれもファイザー社製のワクチンです。ファイザー社製のワクチンは、接種の間を3週間開けることになっていますが、この女性は最短8日で、2回は13日間隔で接種していました。女性に健康被害は確認されていないということです。

 市が予防接種費用の支払い業務を委託する団体から「女性の予診票が3枚ある」との連絡を受けて、判明しました。

 市は接種券の再発行の際にはVRS=ワクチン接種記録システムでの確認を徹底し再発を防止したいとしています。