2018年、名古屋市名東区で当時中学1年の女子生徒が自殺した問題で、再調査委員会が当初の結論を覆し「いじめはあった」と認定したことを受け、当時の校長らが8日遺族に謝罪しました。

 名古屋市名東区で2018年1月、当時中学1年生だった齋藤華子さんが自殺した問題で、市の第三者委員会は「いじめは認められない」としていました。

 しかし、これを不服とした遺族の要望を受け再調査が進められ、7月、再調査委員会は当初の結論を覆し「いじめはあった」と認定しました。

 これを受け、6日に河村たかし市長や教育委員会の教育長らが謝罪をしましたが、8日は当時の校長や担任、華子さんが所属していた部活の顧問など5人が遺族のもとを訪れ、謝罪しました。

 当時の校長は「もっとできたことがあったのではないかと大変申し訳ない気持ちだ」と陳謝し、今後教育現場でこの教訓が生かされてほしいと話しました。

 父親の信太郎さんは「謝罪をするだけでなく、当事者として自殺の再発防止に向けて尽力していただきたい」と訴えました。