愛知県東栄町の出直し町長選挙に当選した村上孝治さんは、争点となった医療センターの縮小に関して、民間医療機関を誘致し人工透析再開に向け努力する意向を示しました。

 8日投開票された東栄町長選挙で3選を果たした村上孝治さん(63)は9日朝、当選証書を受け取りました。

 村上さんは、自らが進めた医療センターの縮小方針に反発する住民からリコールを受けて今年6月に辞職し、出直し選挙でリコールを進めた住民らが支援する元職・尾林克時さん(71)との一騎打ちを制しました。

 村上さんは9日朝の会見で、来年秋の医療センターの建て替えに合わせ予定通り入院病床を廃止する一方で、「民間と連携し廃止した人工透析の再開に向け努力する」と述べました。