名古屋市の東山動植物園で、遊園地の運営などを担う財団法人が保管していた現金がなくなっていた問題で、協会が400万円を盗んだとして職員1人を懲戒解雇していたことがわかりました。

 公益財団法人「東山公園協会」では今年5月、事務所の金庫で保管していた釣り銭や両替用の現金およそ1500万円の所在がわからなくなっていることが発覚し、第三者委員会を立ち上げて調査していました。

 協会によりますと、第三者委員会による聞き取り調査で、職員1人が複数回にわたって現金合わせて400万円を盗んだことを認めたため、この職員を懲戒解雇したということです。

 所在不明の金額とはまだ1000万円以上の乖離があるということで、協会は警察に被害届を提出し、「今後は警察の捜査に委ねたい」としています。