岐阜県では11日、新たに123人が新型コロナウイルスに感染していることがわかりました。新たに3つのクラスターが確認されています。

 感染が判明したのは、岐阜市や大垣市などに住む0歳児から90代までの123人です。

 1日の新規感染者が100人を超えるのは、5月20日の108人以来83日ぶりです。

 新たに3つのクラスターが確認されていて、岐阜市の病院では医療従事者2人と60代から90代の入院患者7人の感染が判明しました。

 このほか、関西方面に日帰り旅行をした可児市の20代の男女のグループとその家族などや、複数で食事をした岐阜市などの親族でクラスターが発表されています。

 また、これまでに7人の感染が確認されていた各務原市の保育園のクラスターでは、0歳児とその家族や、家族の勤務先である関市の福祉施設でも感染が広がりました。このクラスターは14人になりました。

 病床使用率は10日時点で28.2%、重症者数は4人となっています。

 古田知事は11日の会見で、「大変深刻な状況」とした上で、改めて県をまたぐ往来や普段食事をしない人との会食の自粛を求めました。

 また、今後の感染者の状況によっては県独自の非常事態宣言などを視野に入れ、必要な対策を検討したいとしています。