名古屋市の河村市長が噛んだ女子ソフトボール後藤希友投手の金メダルが、交換されることになりました。河村市長は会見で、改めて反省の言葉を口にしています。

河村市長:
「ご不快な思いをさせまして、大変申し訳ございませんでした、深く反省しております。(JOC会長の)山下さんからの指導を待っている。後藤選手の意向に沿った形で対応して頂きたいとお願いをしている」

 12日、臨時の会見に臨んだ名古屋市の河村市長。女子ソフトボールの後藤希友投手が表敬訪問に訪れた際、金メダルを無断で噛んだことや、ハラスメントと受け取られるような発言をしたことについて、こう口にしました。

河村市長:
「リラックスして頂くために言うんですけど。セクハラだと思った場合は言いませんので、私は。その認識が甘いなら、甘いかもわかりませんけど」

 IOCなどがメダルの交換を決めたことについては、まだ市に連絡がないとして、交換にかかる費用をどうするのかなどの対応は、JOCの山下会長に一任しているということです。

河村市長:
「河村たかし個人でですね、まぁ負担というどういう言い方がいいのか、出させて頂きたいんですがと山下さん本人に言いましたら、まだそこのことは決まっていないので、山下会長にお任せしている」

 SNSなどでの批判はやまず、名古屋市役所にはこれまでに1万件近い苦情が寄せられていますが、これで事態は沈静化に向かうのでしょうか。街の人は…。

街の人:
「せっかくチームメイトとかにかけてもらって、その場でもらったものが違うものになってしまうのは、だいぶかわいそうかな」

別の人:
「賛成だし、その方にとってもいいことなのかなと思いました。嫌な感じがします。このご時世にそういうことされてしまうと。(自分だったら)振り返った時にフラッシュバックしちゃうかな」

 河村市長は自身の処分について「全部終わったわけではない、今のところは言いかねる」としています。