東京五輪で金メダルを獲得したレスリングの向田真優選手に、勝利の瞬間、何を思っていたのか、単独インタビューしました。

 劇的な逆転勝利で金メダルを獲得した向田真優選手。ポイントを2つあげました。

 1つ目は開始1分で4点をとられ、これ以上の失点は金メダルが遠のくと思われた試合序盤。

向田選手:
「思うように動けないというのがあって、そこに関しては焦っていたんですけど、負けるっていう感じでもなく…」

 劣勢に立たされても負けるイメージはなかったという向田選手。それは、婚約者の志土地コーチの存在も大きかったと言います。

試合中の志土地コーチ:
「大丈夫だ、大丈夫!」

向田選手:
「『大丈夫』っていう声はすごく心の支えになってましたし、自分でも大丈夫って言い聞かせながら、ずっとチャンスを狙ってましたね」

 そして、第2ピリオドに入って2ポイントを返すと、その後同点に追いつき、試合は残り40秒。このまま試合が終わっても勝利でしたが、それでも向田選手は攻め続けました。

向田選手:
「4−4で終わることもできたんですけど、絶対に攻めないと後悔すると思ったので、その思いが最後まで気持ちを切らさずに攻め続けることができた」

 そして最後に、応援をしてくれた皆さんへのメッセージも…。

向田選手:
「たくさんの応援ありがとうございました。無事金メダルをとることができました。これからも夢・目標に向かって頑張りますので、応援よろしくお願いいたします」