三重県では19日、新たに311人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。1日あたりの感染者は初めて300人を上回り、3日続けて過去最多です。

 感染がわかったのは、四日市市や鈴鹿市などに住む10歳未満から80代までの311人です。

 内訳は四日市市78人、鈴鹿市58人、津市41人、桑名市32人などとなっています。311人のうち、半数近い147人の感染経路がわかっていません。

 伊賀市の50代女性と名張市の30代女性は、クラスターになっている県内の療術施設の利用客で、この施設で感染が確認されている患者の接触者として検査を受け陽性が判明しました。

 県外発表の名張市の40代女性2人も含め、施設での感染者は20人になり、県は施設の利用客や従業員合わせて最大で200人程度から検査対象の絞り込みを続けているということです。

 一方、重症で入院していた70代男性が18日に亡くなったと発表され、県内の死者は118人になりました。

 三重県の19日時点の病床使用率52.8%で、前日18日から0.6ポイント下がりましたが、自宅療養も含む入院調整中の患者は238人増えて1389人になっています。

 病床使用率が下がる一方、自宅療養の患者が急増していることについて、県の担当者は「入院が必要な患者は入院してもらっている。保健所に看護師を派遣するなど自宅療養のフォローアップ体制の調整を進めている」と説明しています。

 累計の感染者は7978人になりました。