岐阜羽島警察署に留置されていた20代の男性が、新型コロナウイルスに感染していたことがわかりました。岐阜県警の留置施設での感染は初めてです。

 岐阜県警によりますと、男性は18日朝、頭が痛いと体調不良を訴え、受診した医療機関での検温で39度の熱があったため抗原検査をしたところ、新型コロナウイルスの感染が確認されました。

 留置場で感染が広がる恐れがあることから、岐阜県警から連絡を受けた岐阜地検は、逃亡や証拠隠滅などの恐れがないと判断し、18日、男性を釈放しました。

 これまでのところ、体調不良を訴える留置者や警察官などはいないということですが、岐阜県警は男性と接触したとみられる警察官21人を自宅待機としています。