名古屋市では19日、新たに277人に新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

 感染がわかったのは10歳未満から80代までの277人です。このうち20代が104人と最も多く、30代は39人、40代は46人、50代は30人などとなっています。

 感染経路がわかっているのは146人で、内訳は家庭が76人、職場が22人、知人が40人、施設が8人です。

 また職員や園児の感染がわかり、市内で8つの保育施設が休園となり、19日時点で合わせて18の保育施設が休園になっているということです。

 これまでにクラスターに認定されている市内の保育施設では、新たに10歳未満の女の子1人の感染が判明し、感染者は17人となりました。

 名古屋市の入院患者は18日から10人増えて214人となり、このうち重症者数は18人、病床使用率はおよそ6割です。

 19日時点の自宅療養者は2146人となっています。

 市によりますと、20日にもお盆の人出の影響が出てくるものとみられ、感染者の大きな増加と病床への影響が懸念されています。

 市の担当者は、20代を中心に若い世代の感染が多いのは、ワクチンの接種率が関係している可能性があるとしつつも、帰省や友人との会食などの行動パターンも多くみられるため、引き続き控えるよう呼び掛けています。