岐阜県では22日、新たに276人が新型コロナウイルスに感染していたことがわかりました。日曜日としては、初めて200人を上回りました。

 感染が判明したのは、岐阜市や各務原市などに住む0歳児から90代までの276人です。

 クラスターは新たに3件確認されていて、高山市では接待を伴う飲食店の従業員4人と、8月10日から13日に店を利用した客2人など、合わせて10人の感染がわかっています。

 これまで岐阜県では自宅療養者はいませんでしたが、感染者が急増し、8月21日時点で、74人が自宅療養となっていて、22日にも数十人が対象となりました。

 岐阜県の古田知事は22日の会見で、21日に国に「緊急事態宣言」の発令を要請したことを明らかにしました。

 現在、岐阜市など15の市町を対象に「まん延防止等重点措置」が適用されていて、今後「緊急事態宣言」が発令されると、飲食店に午後8時までの営業時間の短縮などが要請されることになります。

 酒類やカラオケを提供する飲食店には休業が要請されるほか、命令に従わない店への過料が30万円に引き上げられます。

 岐阜県の病床使用率は21日時点で58.0%で、重症者数は4人となっています。