名古屋市では24日、新たに過去最多の555人に新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

 感染がわかったのは10歳未満から90代までの555人です。このうち20代が225人、30代が109人と、20代と30代でおよそ6割を占めています。

 感染経路がわかっているのは299人で、内訳は家庭が144人、職場が52人、知人が101人、施設が2人となっています。

 新たに2つの保育施設で園児の感染が判明し、臨時休園となりました。市内で合わせて33の保育施設が休園になっているということです。

 感染拡大を受け、市は24日緊急の会見を開き、お盆期間中の人の動きが数字に反映されたと強い懸念を示しました。

 過去4週間で比較すると、毎週新規感染者は1.5倍のペースで増え、病床数はおよそ10床ずつ埋まっていることなどから、今後、更に病床の確保を検討するということです。

 健康福祉局の浅井清文医監は、「大変厳しい状況でこのまま感染者が増え続ければ、医療が患者を受け入れられなくなる」と話し、市は改めて行動の自粛を呼びかけています。