三重県では25日、新たに431人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。22日の432人続いて2番目に多い人数です。

 感染がわかったのは、四日市市や鈴鹿市などに住む10歳未満から90代までの431人です。

 内訳は四日市市143人、鈴鹿市74人、津市70人、桑名市63人などとなっています。

 感染経路が不明なのは388人で、およそ9割を占めています。

 四日市市の保育園に勤める40代女性は、8月21日に喉に違和感を覚え、23日に検査を受けて陽性が判明しました。女性は21日まで保育園に出勤していて、市は園児6人と職員1人、女性の家族2人を濃厚接触者として検査しています。

 鈴鹿市の40代女性は、県が18日に四日市市の高齢者施設を対象にして実施した検査を受け、24日に陽性が判明しました。

 検査結果では、他に陽性者はいなかったということです。25日時点の病床使用率は59.5%で、前日24日よりも5.6ポイント下がりましたが、自宅療養も含む入院調整中の患者は349人増えて3119人になっています。

 三重県は27日から緊急事態宣言が適用されることが決まり、9月12日まで酒類やカラオケを提供する飲食店などに休業を要請するほか、県立学校は在宅学習や部活動の中止などを実施すると説明しました。

 累計の感染者は1万266人になりました。