三重県では26日、新たに515人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。1日の新規感染者は8月22日の432人を超え、過去最多の人数です。

 感染がわかったのは、四日市市や鈴鹿市などに住む10歳未満から90代までの515人で、初めて500人を超えました。

 内訳は四日市市150人、鈴鹿市74人、津市60人、桑名市44人などとなっています。感染経路が不明なのは283人で、およそ6割を占めています。

 県内の福祉施設に勤務する四日市の40代男性は、8月22日に38.5度の発熱があり、23日に陽性が判明しました。

 この男性は20日まで出勤していて、市は福祉施設の利用者2人と職員1人を濃厚接触者として検査をしましたが、いずれも陰性でした。また男性の家族1人を濃厚接触者としましたが、無症状のため自宅で経過をみています。

 伊賀市の小学校の放課後児童クラブでは8月21日に利用していた男の子の感染が判明したため、県が児童と職員合わせて64人を検査し、新たに児童9人の陽性が判明しました。この児童クラブではすでに児童1人の陽性が判明していて感染者が11人となったため、県はクラスターに認定しました。

 また、県内で70代男性が死亡したことが発表されました。

 26日時点の病床使用率は60.2%で、前日25日よりも0.7ポイント上がっています。自宅療養も含む入院調整中の患者は361人増えて3480人になっています。

 累計の感染者は1万781人になりました。