愛知県では26日、新たに2141人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。1日あたりの感染者は25日の1815人を超えて、3日続けて過去最多の人数です。

 感染が判明したのは2141人で、初めて2000人を上回りました。内訳は、名古屋市が943人、岡崎市が119人、豊橋市が111人、一宮市が69人でいずれも過去最多となったほか、春日井市が85人、豊田市が84人などとなっています。

 入院中の高齢者が亡くなったことも発表され、県内の死者は1033人となりました。

 菅総理は25日夜の会見で、ワクチンがデルタ株にも有効であることなどを挙げ、「明かりがはっきりと見え始めている」と発言したことに対し、大村知事は26日、「明かりが見えてきたということは全くない。今が暴風雨の真っただ中。この先はそう簡単ではなく見通しは非常に厳しい」などと述べました。

 26日に開かれた県の対策本部会議では、医療関係者から「デルタ株はワクチン接種に関係なく感染が発生している」「人の流れは緊急事態宣言では抑えられない」などといった厳しい指摘がありました。