東海地方は27日、緊急事態宣言が発令されました。初日の各地の様子を取材しました。

 27日朝の伊勢神宮内宮の宇治橋前では、周辺の道路も閑散としています。緊急事態宣言の発令に合わせ、内宮周辺にある市営駐車場8カ所と、外宮周辺の神宮司庁管理の駐車場4カ所が27日から閉鎖されました。

参拝客:
「コインパークに止めてずっと歩いてきたんですけどね」

 おかげ横丁の飲食店や土産物店も27日から全て休業です。おはらい町も夏休みとは思えない光景です。

(リポート)
「午前8時すぎの名古屋駅です。通勤する方々が多く、人数に目立った変化は見られません」

50代の会社員:
「(Q.今回、何回目の緊急事態宣言だと思いますか)3回目?4回目なんですか。そんなに変わってないと思います」

初めて愛知県に緊急事態宣言が発令された去年4月の名古屋駅前の様子と比べると、「宣言慣れ」なのか、人流を抑える効果が弱まっているようです。

60代の会社員:
「リモートといっても派遣会社なので、中々その辺は難しい」

40代の会社員:
「やっぱり地方になると、(リモートワーク)半分もいかないと思います」

 岡崎市内の小中学校は本来27日が始業式でしたが、9月1日へ延期に。その代わり、27日と週明けの2日間で児童が地域ごとに3分の1ずつに分散登校することになりました。

 子どもの感染が急増する中で迎える新学期、様々な対策がとられていました。

 身体測定もマスクを付けたままで、身長を測っても、その場で読み上げません。会話をできるだけ避けるため、測定結果はノートに書き、教室で手渡されました。

 生徒との面談は風通しの良い廊下に机を置き、アクリル板を挟んで行われました。

 分散登校をした子どもたちは…。

女子生徒:
「仲良い友達とかは会えなくて寂しい」

男子生徒:
「いつもより人数が少ないからあんまり話せない。寂しいっていうか暇」

 不安を抱えたままスタートする新学期となりそうです。