三重県では27日、新たに423人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。重症の入院患者は過去最多の20人になっています。

 感染がわかったのは、四日市市や津市などに住む10歳未満から90代までの423人です。

 内訳は四日市157人、津市58人、鈴鹿市54人、桑名市31人、松阪市19人などとなっています。

 423人の6割近い250人の感染経路が今のところわかっていません。

 紀北町などに住む50代から90代までの男女13人は、県内のグループホームの利用者などで、施設の職員や入所者などに感染がわかり、検査を受けて陽性が判明しました。

 施設内での入所者の食事や会話で感染が広がったとみられていて、この施設の感染者は22人になりました。県は新たに104例目のクラスターに認定し、利用者ら残り4人の検査を進めています。

 27日時点の病床使用率は前日26日から3.6ポイント高い63.8%で、自宅療養を含む入院調整中の患者は359人増え、3839人になっています。

 重症の入院患者は前日から3人増え、過去最多の20人になりました。