名古屋市でも新型コロナウイルスの感染が拡大していますが30日、名古屋市役所に河村市長の姿はありませんでした。市長の特別秘書が感染したため、「自宅待機」となりました。

 30日の名古屋市役所。通常月曜日は河村市長の定例会見が開かれますが…。

中田副市長:
「今日すみません、定例会見の方は急遽中止させていただきまして、申し訳ございませんでした」

 河村市長に代わって中田英雄副市長が会見。市長側近である田中克和特別秘書(37)の新型コロナ感染が判明したため、河村市長は自宅待機となりました。

 田中秘書は、一緒に会食をした親族の感染が確認され、その濃厚接触者として受けた検査で感染が判明。河村市長は濃厚接触者に該当しなかったということですが、共に8月26日と27日に登庁していたことから、今後PCR検査をして陰性が確認されるまで自宅待機となりました。

 市は、31日か翌1日に河村市長のPCR検査を実施する方針で、河村市長が登庁するのは早くても1日以降になるということです。

 また、名古屋市でコロナ対応の指揮をとる浅井清文医監らも、田中秘書と短時間の打ち合わせをしていたため自宅待機に。市はリモートで会議もできるので業務に支障はないとしています。