新型コロナウイルスの感染が拡大し、学校が臨時休校となった去年、愛知県の小中学生の多くが学習や生活に不安を抱えていたことが、文部科学省の調査でわかりました。

 調査は今年5月の全国学力テストに合わせ、小学6年生と中学3年生を対象に行われ、学習状況についてアンケートをしました。

 愛知県の調査結果では、新型コロナで全国で「臨時休校」となった去年4月から5月の間、「計画的に学習を続けることができた」と回答した中学3年生の割合が34.6%と全国平均を3ポイント下回りました。

 また、休校の期間中「規則正しい生活を送っていたか」についても、小学6年生、中学3年生ともに全国平均を下回る結果となり、多くの生徒が休校中の学習や生活に不安を抱えていたことが明らかになりました。

 岐阜県と三重県は、「計画的に学習を続けることができた」と回答した児童や生徒の割合が、全国平均を上回っています。