自宅療養中に悪化し入院した2人含む3人死亡…新型コロナ 三重で新規感染者269人 6割近くが経路不明
三重県では9月1日、新たに269人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。入院中の重症者数は過去最多の23人になったほか、3人の死亡が公表されました。
感染がわかったのは、四日市市や津市などに住む10歳未満から80代までの269人です。内訳は四日市市60人、津市45人、桑名市40人、鈴鹿市38人などとなっています。
269人の6割近い156人の感染経路が現在特定できていません。
一方、入院していた40代男性が8月29日に、50代男性と60代女性が31日に、いずれも亡くなったと発表されました。このうち、50代男性と60代女性は感染が判明してから数日間は自宅療養になっていて、容体が悪化してから入院し、治療を受けていたということです。
2人はいずれもデルタ株を含む変異株検査で陽性が確認されていました。
1日時点の病床使用率は64.7%に上がり、入院中の重症者は前日8月31日から5人増えて23人になり、過去最多の人数です。
重症者増加の要因について、県は「ウイルスが変異株に置き換わり、感染から1週間から10日で重症化するケースもあることが考えられる」と説明しています。
自宅療養を含む入院調整中の患者は、前日8月31日から468人減って、3847人になりました。