新型コロナウイルスの感染は子どもにも広がっていますが、感染者が出たことで保育園が休園し、子どもを預かってもらえないケースもあります。

 こうした問題に対応するため、名古屋市が対策を進めることになりました。

 3日午後、名古屋市役所で市の幹部に新型コロナ対策について6項目の要望をした自民党市議団。その1つが、保育園が臨時休園した際の対策についてです。

 園児や職員に感染者が出ると、保育園は最長で2週間臨時休園になるため、保護者が仕事に行けなくなるなどの大きな影響がでます。

 名古屋市では3日時点で42園が休園し、およそ3900人の園児が登園できない状況になっています。

 対策を求められた市は、感染者との接触がなかった園児に限り、保護者が希望すれば消毒を済ませた園の部屋で預かれるようにする「緊急保育」を、近く導入する方針を示しました。

 また、新型コロナワクチンの接種を進めるため、熱田区の名古屋国際会議場に大規模接種会場を開設する計画も明らかにしました。

 開設される期間は9月23日から11月17日までで、1日に500人から1200人ほどの規模で接種をする計画です。

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