3日、名古屋市では新たに688人に新型コロナウイルスへの感染が確認されました。自宅療養者数が7000人を超えました。

 感染が分かったのは10歳未満から80代までの688人です。このうち10代以下が134人、20代が209人、30代が138人、40代が94人などとなっています。

 感染経路がわかっているのは423人で、内訳は家庭が217人、職場が93人、知人が85人、施設が28人です。

 新たに3カ所の保育施設で園児や職員の感染がわかり、3日時点で42の保育施設が臨時休園となり、およそ3900人の園児が登園できない状態です。

 こうした状況を受け、市は、感染者との接触がない園児に限り、保護者が希望すれば消毒済みの部屋で預けてもらえるようにする「緊急保育」を近く導入する方針を示しています。

 入院者数は338人で、このうち重篤患者が2人、重症者が40人、中等症が209人などとなっています。

 2日時点の自宅療養者は7249人となり、7000人を上回りました。市の担当者は「しばらくは病床使用率が減るとは思えない」と話し、引き続き外出の自粛などを呼びかけています。