三重県では6日、新たに109人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。病床使用率は2日続けて最も高くなっています。

 感染がわかったのは、四日市市や名張市などに住む10歳未満から70代までの109人です。

 内訳は四日市市23人、名張市22人、鈴鹿市15人、津市9人などとなっています。109人の3割以上にあたる39人の感染経路がこれまでのところ特定できていません。

 名張市に住む10代から30代の21人は、伊賀市にある製造業の工場の従業員で、8月29日に別の従業員の感染がわかり、その後検査を進めていて陽性が判明しました。

 この工場での感染者は県外発表1人を含めて33人となり、県は、従業員寮や工場への送迎バスの中で感染が広がったとみて、108例目のクラスターとして残りの従業員149人の検査を進めています。

 また、6日公表の感染者には含まれませんが、三重県の地域連携部に所属する40代の男性職員に感染がわかったほか、同じフロアに勤務する別の職員も病院での抗原検査で陽性となり、PCR検査を受けています。県は緊急の用件以外での本庁舎への来庁を控えるよう、県民に呼びかけています。

 6日時点の病床使用率は69.2%で2日連続で最も高い値となっています。自宅療養を含む入院調整中の患者は前日から11人増え、3373人になりました。