8月、愛知県常滑市で感染対策が取られずに大規模な音楽イベントが開かれた問題で、イベントに参加した稲沢市消防本部の男性消防士が新型コロナに感染していたことがわかりました。

 8月29日、常滑市で開かれた「NAMIMONOGATARI」では、8000人を超える観客が訪れ「密」状態となった上、酒類も提供されていました。

 稲沢市消防本部によりますと、このイベントに参加した20代の男性消防士が、イベントの3日後の9月1日にPCR検査を受け、新型コロナへの感染が確認されたということです。

 男性消防士は、イベントの翌日から2日間にわたって勤務していましたが、ほかの消防士などに濃厚接触者はいないということです。

 イベントの参加者を巡っては、他にも県や名古屋市が実施した無料のPCR検査で、これまでに2人の感染が確認されています。