子供たちが石を使って叩いているのはトチの実。三重県尾鷲市の小学校で、児童がトチの実の皮むき作業を体験しました。

 この小学校がある賀田町では、江戸時代の飢饉の際にトチの実で飢えをしのいだと言い伝えられていて、その歴史を子供たちに知ってもらおうと、毎年トチの実の皮むき体験を行っています。

 子供たちは、トチの実の硬い皮をむき、天日干しをするために包丁を使って薄くスライスしていきました。

 例年は、全校児童が参加した餅つき大会を開いて「トチ餅」を作りますが、今年は新型コロナ対策として、地元の業者を小学校に招いてトチ餅づくりを見学するということです。