東京パラリンピックの新種目・ユニバーサルリレーに出場した大島健吾選手が9日、獲得した銅メダルを手に、瀬戸市のアルバイト先の学童保育の子どもたちに会いに行きました。

 東京パラリンピックに出場した陸上・日本代表、愛知県瀬戸市出身の大島健吾選手。アルバイト先の学童保育では、子どもたちのヒーローです。

子どもたち:
「優しい、めっちゃ優しい!」
「めっちゃ足速かった。ダントツ1位だった」

 生まれつき左足の足首から先がありませんでしたが、為せば成るの精神で日本代表に内定しました。

大島選手:
「やっぱり義足っていう中で、僕が目標達成できるんだという気持ちを伝えることができたら、みんなも色んなことにチャレンジしやすくなるかなと思うので」

 子どもたちが見守る中、予選を勝ち抜き、この日の夜に行われたユニバーサルリレー決勝で、大島選手は2走目でグングンとスピードを上げます。中国の失格もあり、悲願の銅メダル獲得となりました。

 そして9日、その銅メダルを手に、大島選手は子どもたちのもとに向かいました。

子どもたち:
「触りたい!メダル見せて!」
「でかすぎ!重い!」

 本物の銅メダルに、子供たちは大はしゃぎでした。

大島選手:
「学童の子どもたちはもちろんなんですけど、色んな人に支えられての今だから、これがあって報告できるのは嬉しい」

 大島選手の支えにもなっていた子供たち。サプライズで、あるプレゼントを用意していました。それは手作りの金メダルです。

大島選手:
「銅メダルより、こういうのを取っておきたいなと思います」