三重県では11日、新たに85人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。2日続けて100人を下回りました。

 感染がわかったのは、四日市市や桑名市などに住む10歳未満から80代までの85人です。四日市市26人、津市15人、鈴鹿市10人などとなっています。85人のうち37人の感染経路は、今のところわかっていません。

 鈴鹿市と津市の30代男性、多気町の50代男性の3人はいずれも三重県庁2階にある地域連携部の職員で、発熱などの症状が出たため検査を受け、10日に陽性が判明しました。

 県庁2階に勤務する職員の感染者が11人になったことから、県は、3つの部局が入る県庁2階で感染が広がっているとみて、110例目のクラスターに認定しました。三重県庁でクラスターが発生するのは、2020年12月以来、2度目です。

 県庁では他にも10日時点で総務部の職員2人の感染も確認されています。県は感染した職員と同じ階に勤務していた職員など合わせておよそ400人の検査をしています。

 また、入院していた県内の60代男性と、基礎疾患があった四日市市の90代男性が亡くなったことも発表され、県内の死者は147人になりました。

 11日時点の病床使用率は51.4%で、自宅療養を含む入院調整中の患者は前日10日から281人減って、1622人になりました。