新型コロナウイルスの感染が愛知県内の若い世代でも広がっていることを受け、県が実施する高校生らを対象にしたワクチンの優先接種が、12日から始まりました。

 急速に拡大した新型コロナウイルスの第5波では、若い世代での感染拡大が確認されていますが、その世代のワクチン接種が進んでいません。

 このため愛知県は、県立と私立の高校などに通う生徒を対象にした優先接種を始めることにし、初日の12日は事前に希望した高校生36人が、一宮市内の病院で1回目の接種を受けました。

高校3年生の女の子:
「打てたので安心して最後まで(受験)勉強できる」

高校2年生の男の子:
「(コロナに)かかる心配もまだありますので、それがちょっとでも和らいだ」

 県が行う高校生への優先接種は学校ごとに希望者を募り、9月中におよそ1000人が接種し、10月以降も行われることになっています。