三重県では14日、新たに68人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。病床使用率は、34日ぶりに50%を下回りました。

 感染がわかったのは、津市や四日市市などに住む10歳未満から80代までの68人です。

 内訳は津市17人、四日市市16人、鈴鹿市11人などとなっています。68人のうち33人の感染経路が今のところ、特定できていません。

 名張市に住む40代男性と20代女性は、クラスターになっている伊賀市の製造業の工場の従業員で、いずれも一度陰性が確認されていましたが、症状が出たため再検査して感染がわかりました。この工場や寮での感染者は、これで45人になりました。

 そのほか、県内の私立高校に勤務する教師や菰野町の消防本部の職員などの感染も確認されましたが、県はマスクなどの感染対策をしていたとして職場での接触者などはいないとしています。

 14日時点の病床使用率は47.6%で、国のステージ4の指標の50%を8月11日以来、34日ぶりに下回りました。

 自宅療養を含む入院調整中の患者は、前日から53人減って1413人になりました。