名古屋市の河村たかし市長が金メダルを噛んだ問題で、5年後に開かれる「アジア競技大会」の開催について、副市長が危機感を示しました。

杉野副市長:
「行事への市長の出席や、市長と団体との接触がこれまで通りいかないなど、企業や競技団体等からの協力が得られなくなることが懸念されるところでございます」

 16日の名古屋市議会で、杉野みどり副市長は自民党議員からの質問に対しこのように述べ、河村市長の問題をめぐり「アジア競技大会」の開催に強い危機感を示しました。

 アジア競技大会は、2026年に愛知県と名古屋市で開かれる予定ですが、河村市長は問題が起きて以降、対外的なイベントへの出席を控える状況が続いていて、企業や競技団体からの協力が得にくくなることが懸念されています。

 また16日の市議会では、10月に開かれる予定だった「名古屋まつり」を巡っても、河村市長の問題を受け、スポンサー企業の一部が協賛に難色を示していたことが明らかになっています。