愛知県常滑市で行われた音楽イベントで、十分な感染対策がとられずクラスターが発生した問題を巡り、16日に県が設置した第三者委員会の初会合が開かれました。

大村愛知県知事:
「多くの音楽関係者やファンの皆さんの努力を一瞬で無にするものであり、極めて遺憾だと。開催までの経緯などの事実関係を確認検証し、再発防止に向けた対応・方策などについても検討する必要がある」

 16日開かれた第三者委員会の初会合には、医師や弁護士などの専門家らが出席。県の要請を無視してイベントが強行された経緯や、大規模イベントの感染防止対策などについて意見が交わされました。

 8月に常滑市で開かれた音楽イベント「NAMIMONOGATARI」では、県が要請した感染対策がとられず酒類の提供も行われたほか、参加者のクラスターが発生し、これまでに45人の感染が判明しています。

 第三者委員会は今後、イベントの主催者側への聞き取り調査も予定していて、9月末までに再発防止策などを盛り込んだ報告書を取りまとめる方針です。

※画像と動画の一部は参加者提供