名古屋市は新型コロナワクチンの集団接種会場で6月、2回目の接種の男性に、誤って1回目と違うメーカーのワクチンを接種していたことがわかりました。

 市によりますと、市内に住む70代の男性は今年6月、県の大規模接種会場でモデルナ社製のワクチンの1回目の接種をしましたが、2回目に別の集団接種会場でファイザー社製のワクチンを接種したということです。

 男性は1回目の接種をした際に、同じ会場での2回目接種を予約していましたが、都合が合わなくなったため、キャンセルの連絡をせずに、別の会場で予約をしていたということです。

 1回目と2回目で異なる種類のワクチンを接種する「交差接種」は国内で認められていませんが、2回目の接種を受けた会場の職員は、1回目に別の会場で接種していることに気づかなかったということです。

 これまでのところ、男性の健康状態に問題はないということです。