“経過観察が必要”など課題も多く…菅首相が指示した「抗体カクテル療法を感染者の自宅でも」今の使用法は
新型コロナウイルスの第6波に向けて、医療体制の強化も課題となりますが、菅総理が厚生労働省に、重症化を防ぐ「抗体カクテル療法」を感染者の自宅でも使えるようにすることを厚生労働省に指示していたことが16日、わかりました。
この「抗体カクテル療法」は、2種類の抗体が入った薬を投与することで、重症化リスクが下がります。
ただ、抗体カクテル療法は、点滴で処置をする必要があるほか、投薬後の1時間程度は経過観察しなければならず、これまでは医療機関で入院や外来の患者などに使用が限られていました。
この方針を変えることについて、菅総理は「田村厚労大臣が早急に省内で取り組んでいます。そんなに時間かからないという報告を受けています」と話しました。
コロナ重症化リスク下げる…『抗体カクテル療法』効果と課題 医師「早い段階でないとあまり期待できない」