三重県では16日、新たに44人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。

 感染がわかったのは、四日市市や津市などに住む10歳未満から80代までの44人です。内訳は四日市市10人、津市9人、桑名市8人などとなっています。

 44人のうち19人の感染経路が今のところ、特定できていません。

 9月13日に陽性が判明した亀山市の30代女性の家族で、濃厚接触者となっていた中学生は、12日に咳や倦怠感などの症状があったため検査をしたところ、15日に陽性が判明しました。保健所は生徒や職員、家族に濃厚接触者がいたか確認を進めています。

 三重県庁に勤務する伊勢市の50代男性は、11日から味覚や嗅覚がなくなっため検査したところ、14日に陽性が判明しました。

 男性は県庁1階の総務部の所属で、総務部ではすでに2人の陽性が確認されていましたが、県は調査の結果、男性と2人の接触はなかったとみています。県庁では、全体で15人の職員が感染したことになりますが、クラスターは2階に勤務していた11人のみとしています。

 16日時点の病床使用率は45.0%で、自宅療養を含む入院調整中の患者は前日から103人減り、1130人になっています。