愛知大学野球リーグの2部リーグに気になる投手がいた。愛知大学・中井大和投手(3年/岡崎城西高)。身長196センチの長身から投げ下ろすストレートは最速146キロ。スケールが大きい投手だ。

 5日の試合では、元中日・金田進監督率いる名古屋学院大学を相手に、7回を投げ被安打3の2失点。奪三振は4とまだまだ驚くような成績ではなかったが、勝利投手となった。

 試合を見ていたある球団のスカウトに話を聞くと「まだかわすピッチングが目立つ。もっとストレートでガンガン押せるようにならないと」と、現段階での評価は厳しめ。

 しかし「まだ3年生、ひと冬越してストレートが150キロを超えてくれば、あの体なのでスケール感もあるし、魅力はある。十分にプロの可能性もある」と期待を込めた。

 身長190センチ台の投手の代表格と言えばダルビッシュ有や大谷翔平など。長身は“1つの武器”となる。まだまだ未完成だが、中井投手にも可能性は十分にある。

 愛知大学野球リーグ2部からプロ野球の世界へ。中井投手の今後の飛躍に期待したい。