30日に開幕する男子ゴルフ「第51回バンテリン東海クラシック」に、石川遼選手が出場します。9月に30歳を迎えた石川選手が今狙うのは「世界の舞台」です。

石川選手:
「12年前の勝ちのことばっかりあんまり話したくないので。またそういった記憶を新しくしていけるようにしたいですね」

 2009年、国内屈指の難関・三好を史上最年少18歳で制した石川遼選手。しかし、2019年にヘルニアを発症し、プロ11年目にして初の棄権。大きな挫折を味わいました。

 痛感した体の重要性。体づくりに重きを置き、今シーズンは服の上からでも分かるほど体を大きくしました。

石川選手:
「体的にもプロになってから今までで一番いい状態です」

 そして、9月で30歳を迎えた石川選手が目指しているものは…。

石川選手:
「自分自身がまだまだ未開拓の地に30代で行きたいっていう気持ちはすごく強いので、区切りだとは思ってないんですけど、再挑戦」

 2週間後には、2017年以来となるアメリカツアーへの出場を決意。「自分の現在地を見てみたい」との思いからでした。

 東京オリンピックで、同期の松山英樹選手や星野陸也選手のプレーを見て、日の丸への思いが強くなりました。

石川選手:
「すごくモチベーションは上がりますし、次のパリを目指していきたいっていう気持ちはすごく強くなりました」

 30歳での再挑戦。迎える思い出の三好で、12年ぶりの優勝を目指します。

石川選手:
「難しいコースなので、そこを今の自分のゴルフの中で、ベストを尽くして攻略していきたいなと思っています」