新型コロナの影響で中止となった三重とこわか国体で、選手に販売される予定だった「国体弁当」が10月1日、津市の職員らに販売されました。

 大きな鶏の照り焼きに、イカのチリソース。中止が決まった三重とこわか国体で選手に販売される予定だった国体弁当です。

 10月1日は、津市役所など市内3か所の施設で販売され、事前に予約をした職員らが買っていました。

 もともと選手に向けて作られた国体弁当は、地元の料亭と三重短期大学の学生が協力して、カロリーやたんぱく質の量などを調整していましたが、今回は一般向けにボリュームを減らし販売されました。

総務課の職員:
「(国体中止で)全部無くなってしまうと、一生懸命作った人たちも寂しいと思うので、少しでも披露する場があった方がいい」

 この日は約560個の注文があったということで、国体弁当は10月11日にも市の職員らを対象に販売されます。