緊急事態宣言が10月1日、解除され、期待と不安の日常が戻ってきました。

 出勤時間帯の名古屋駅前…。宣言解除初日の10月1日、足早に職場に向かう多くのサラリーマンの姿が見られました。

 多くの学生にとっても、待ちに待った宣言の解除。1日からサークルなどの課外活動が再開された名古屋大学では、新型コロナの影響で去年は中止となった秋の入学式が、感染対策をした上で行われました。

 留学生がメインの秋の新入生およそ280人のうち、会場に来たのは90人ほど。残りの190人はオンラインでの出席となりました。また1年ぶりの入学式には、去年残念な思いをした新2年生の姿もありました。

インドからの留学生(新2年生):
「(去年は入学式中止で)残念でしたけど、今日はとても嬉しい。とても楽しかった。将来に向けて頑張りたい。いい物理学者になりたいです」

 三重県の伊勢神宮は、宣言の発令以来閉鎖されていた周辺の駐車場が再開。

 宣言期間中は多くの店が休業していた内宮前の「おはらい町」では、飲食店や土産物店などの営業が再開し、観光客が訪れていました。

 また解除により、愛知県の認証を受けた飲食店では、午後8時までお酒を出すことができるようになりました。

 名古屋栄三越の屋上にあるビアガーデン「マイアミ」。

マイアミの店長:
「営業できるというのは、率直に嬉しく思っています」

 愛知県に“まん延防止措置”が出されていた8月半ばから休業していましたが、1日は約50日ぶりに完全予約制で営業を再開。これまでに3組の予約が入りました。

マイアミの店長:
「再開できるといっても、状況がいっぺんに明るくなったわけではないんですけど、営業するからにはきちんと対策をとったうえで、お客様にご利用いただきたいなと思っています」