新型コロナのクラスターが発生した8月の音楽イベント「NAMIMONOGATARI」について、愛知県の第三者委員会による検証結果が報告されました。

 8月に常滑市で開かれた「NAMIMONOGATARI」では、会場で酒が販売されたり、観客がステージの近くで密になったりするなどして、27人のクラスターが発生し、関連する感染者を含めると45人になりました。

 愛知県は9月に第三者委員会を設置し、イベントを主催した「オフィスキーフ」の関係者から聞き取りをするなど調査を進めていましたが5日、「主催者側の意識が低かった」などとする検証結果をまとめ、大村知事に報告しました。

検証委員会の委員長:
「感染症対策等に関する意識の低さがうかがえましてですね、それが全体の、今回の事案の要因という風に考えております」

 また第三者委員会は今後の対策として、主催者のモラルや運営能力を見極め、必要に応じて強い事前指導を行うなどの提言をまとめています。

※画像は参加者提供