衆議院選挙が当初の予定より前倒しになった影響は、愛知県でも出ています。

 愛知県愛西市にある作業所。

中部選挙設備の担当者:
「今、衆議院選挙に向けて作業しているところです。てんやわんやでやってますね」

 作っているのは、立候補者のポスターを貼る掲示板です。

 東海3県の選挙関連資材を製造するこの会社。当初、投開票が11月になるとみられていた総選挙の日程が前倒しとなり、5日から自治体や設置業者からの掲示板の注文が相次いでいました。

中部選挙設備の担当者:
「トータル5800枚ぐらいは作ります。(現状は)3分の1いってるか、いってないかぐらいです。(投開票は)早くても11月7日だと思ってたので。間に合うのかなって」

 早い所では、来週中にも設置が始まるという掲示板。9月から少しずつ準備は始めていたものの、10月19日に予定される公示日まであと2週間ほどしかなく、休日返上で作業にあたるといいます。

中部選挙設備の担当者:
「作る場所を増やすか、人を増やすかなんですけど。コロナで人を増やすのも無理なので。急すぎて人もなかなか集まらないので、(納入前の)最後の3日間ぐらいは徹夜でやるかなって。これだけ急だと辛いですよね」

 10月14日に衆議院を解散する方針の岸田総理。解散から投開票までわずか17日間の短期決戦となり、まさに「てんやわんや」の総選挙となりそうです。