名古屋のデパートでは、早くもお歳暮商戦が始まります。松坂屋では、コロナ下で帰省を控える人もターゲットにしています。

 黒毛和牛のビーフシチューが溢れ出すハンバーグに、生チョコが入った色鮮やかなフィナンシェ…。

 松坂屋名古屋店で12日、今年のお歳暮のラインナップが報道陣に公開されました。

 中には、バラの花のように国産のイチゴがデコレーションされたティラミスも。生菓子をお歳暮にするのは少し違和感がありますが、「家で楽しんでもらうことをメインに考えた」という内容に。

 去年からコロナの影響で巣ごもり需要が高まり、自分用にお歳暮を買う人が増えていて、贅沢な「おうち時間」を過ごすための商品もラインナップされました。

 今年松坂屋が新たなテーマに打ち出したのが「帰省暮」です。

松坂屋の担当者:
「実家に帰れない、そういった中で、普通でしたら手土産を持って帰ってくるところを、『これでも楽しんでみてよ』という使い方をしていただきたい」

 新型コロナで年末年始の帰省を控える人をターゲットにした「帰省暮」。握りたてを瞬間冷凍し、自然解凍するだけで出来立てのおいしさを楽しめる寿司などを揃えました。

 松坂屋では、過去最多となる約2700のお歳暮商品を用意していて、インターネットでの受付がすでに始まっているほか、店頭では11月1日から受付をスタートします。