愛知県の大村知事は、飲食店への時短要請や酒類の提供を制限する要請について10月17日までで全面的に解除すると発表しました。時短要請が全面解除されるのはおよそ11カ月ぶりです。

 14日午後の会見で大村知事は、10月17日が期限となっている県独自の「厳重警戒宣言」を予定通り解除すると発表しました。

 宣言の解除にともない、現在県内全域の飲食店に求めている営業時間の短縮や、酒類の提供の制限も全面的に解除されます。

 愛知県で時短要請が全面的に解除されるのは、去年11月28日以来およそ11カ月振りです。

 大村知事は「時短要請などの措置を1週間延長することも検討していた」と明かしたうえで、「感染の再拡大があれば速やかに規制をかける形にする」としています。

 大村知事は、飲食店を利用する際、同居する家族以外では人数を4人以下とすることや、会話時のマスク着用を求めるなど、感染防止対策の継続を呼びかけています。