15日朝、愛知県が新型コロナの対策本部会議を開き、飲食店への時短要請などを全面的に解除することを正式に決定しました。会議では、専門家から感染対策の徹底を求める声が聞かれました。

 午前10時から開かれた愛知県の対策本部会議では、県独自の「厳重警戒宣言」を10月17日までで解除することを決定しました。

 これに伴い、県内全域の飲食店に求めている営業時間の短縮や、酒類の提供の制限が全面的に解除されるほか、カラオケ設備の利用も認められることになります。

 会議に出席した専門家からは、リバウンドに備えて感染対策の継続が必要との意見が相次ぎました。

名古屋医療センターの院長:
「基本的な感染対策は今後ともしっかり実施していただきたい。ワクチン接種を含めて、感染者を低く抑えてこの冬を乗り越えていただきたい」

 大村知事は「第6波は必ず来る」と話し、感染拡大の兆候が見られた場合、速やかに規制を強化する考えを示しました。