岐阜県笠松町の病院で、新型コロナの治療薬として期待される「飲み薬」の臨床試験が27日から始まりました。

 大阪に本社がある塩野義製薬が新型コロナの治療薬として開発している飲み薬は、症状が軽い人に1日1回、5日間連続で投与することで、重症化を防ぎ早期の改善が期待されています。

 9月27日から最終段階の臨床試験が全国で始まっていて、岐阜県では27日から笠松町の松波総合病院で始まりました。

 これまで原則として、岐阜県内の感染者で症状の軽い人は宿泊療養施設に入所していましたが、臨床試験に協力する意向があり年齢など条件が合う場合は、入院して飲み薬の投与を受けられるということです。

 塩野義製薬は今年中に厚労省への承認申請をしたいとしています。

※画像は塩野義製薬提供